2025年8月30日(「3つの眺め」展覧会場にて)
<スピネットの演奏とお話し>
音楽におけるバロックは16世紀末、イタリアで始まりました。
ギリシア悲劇の復活を目指して音楽史上最初のオペラが上演され、音楽の目的は「人間の感情を表し、聴き手の心を動かす」ことになりました。
その目的のため、作曲にも「弁論術」が用いられ、その方法の一つとして「音型学」が取り入れられます。作曲家達は特定の「感情」を「音型」に象徴させて、まるで絵を描くように「感情」を音で描いてゆきました。
17世紀初めのイタリアで流行した小型のチェンバロ(スピネット)の演奏とお話しで、400年前の作曲家が描いた音による「絵画」を解読します。
「音で描く」
演奏とお話し:平井み帆
開場:16:00
開演:16:30(70分の予定)
料金:4000円
定員15名
申込み:yoyaku@shell102.com
申込みフォームリンク
お名前、連絡先、人数を記入いただきお申し込みください。
「3つの眺め」三人展
https://shell102.com/3nagame/
平井 み帆 Miho Hirai
チェンバロ奏者。富山県黒部市出身。桐朋学園大学ピアノ科卒業。同大学研究科、デン・ハーグ王立音楽院(チェンバロ専攻)修了。有田千代子、ジャック・オッホの各氏に師事。
在学中よりユトレヒト古楽フェスティバルに出演する等、ヨーロッパ各地で演奏活動を展開する。
帰国後は、北とぴあ国際音楽祭等、主要な音楽祭に出演する他、各地で活発な演奏活動を行っている。また、日本・スペイン交流400周年事業としてアランフェスにてD.スカルラッティを中心とするプログラムのリサイタルを行った。
CDに「イタリアへの夢Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ」(いずれもレコード芸術誌特選盤)、「ブクステフーデ:ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロのためのソナタ全集」(文化庁芸術祭レコード部門優秀賞)等がある。
現在、愛知県立芸術大学非常勤講師、富山古楽協会チェンバロ講師を務める他、兵庫での「本気!通奏低音マスター講座」「わかる!音楽理論講座」、東京での「バロック舞曲講座」、オンラインでの「通奏低音&音楽理論講座」などバロック音楽とチェンバロの魅力を伝えるマスタークラスを行っている。
http://hirai-miho.music.coocan.jp/
2022年gallery shell102で開かれた平井み帆の公演予告編映像