12/2-10「詠む写真 水の循環」蓮井幹生 写真展

詠む写真「水の循環」蓮井幹生 写真展
17photos,17syllables [water circulation] Mikio Hasui solo exhibition

俳句(はいく)とは五・七・五の17音から成る日本語の定型詩であり、世界最短の詩である。
詠み人が感じた印象や心情を即興的に表現するというミニマリズムに俳句の本領があるとすれば、写真表現においてはその逆が出来るのではと考えたのである。

そこで私は、一枚の写真で語られる表現世界の要素を限りなく削ぎ落とし、
俳句の法則をもって17点の連鎖する写真で一つの世界感を構築してみた。

17点の連鎖する写真は一点の写真世界としてまとまり、一つの写真の定型詩として構築されたであろうか。

本展覧会では、2010年フランス国立図書館にパーマネント収蔵された作品を展示販売いたします。
蓮井幹生「詠む写真 水の循環」ゼラチンシルバープリント17点 edition3

会期:2023122()-10()
時間:12:00~20:00  ※月曜から木曜は14:00 OPEN
作家在廊:2日(土),3日(日),9日(土),10日(日) 14時〜


蓮井幹生
https://mikiohasui.com/
https://www.instagram.com/mikiohasui/

1955年東京都出身。
1984年から独学で写真を始め、1988年の個展を機にアートディレクターから写真家へ転向。新潮社の雑誌「03」を始めとするカルチャー系エディトリアルシーンで著名人のポートレイト作品を発表し注目を集める。
1990年代から撮影が続く『PEACE LAND』は作家の世界観の中核を成す作品群であり、作品集の出版を通して継続的な発表が行われ、2009年にフランス国立図書館へ収蔵される。
現在は、長野県茅野市を拠点に作品制作を行う。

【主な活動歴】
2022 個展「詠む写真、とその周辺 −循環と相似形–」 WHYNOT.TOKYO(目黒、東京)
2021 個展「無常花」 WHYNOT.TOKYO(目黒、東京)
2020 個展「For yesterday」 WHYNOT.TOKYO(目黒、東京)
2020 個展「Hidden Landscapes」 WHYNOT.TOKYO(目黒、東京)
2018 企画展「Two Mountains Photography Project 3.0」 ILHAM(クアラルンプール、マレーシア)
2017 企画展「PHOTOGRAPHY NOW」 THE BRICK LANE GALLERY(ロンドン、イギリス)
2013 個展「IMAGINE IN THE LIGHT」COMME des GARCONS BLACK SHOP(ベルリン、ドイツ)
2008 個展「PEACE LAND 2002-2007」spiral(東京、日本)
2002 個展「PEACE LAND 1995-2001」spiral(東京、日本)

【コレクション】
2015 東京工芸大学 写大ギャラリー「GELATIN SILVER SESSION 2007、2008」
2010 フランス国立図書館「詠む写真」
2009 フランス国立図書館「PEACE LAND」