南正時写真集「アニメーション作家の肖像」出版記念展 12/10~15

懐かしの蒸気機関車はもちろん、新幹線、ヨーロッパの特急列車なども他社に先んじて激写してきた鉄道写真家南正時のルーツはアニメーションにあった!
日本で初のアマチュアアニメサークルを設立した後、「巨人の星」などの制作に関わりながら、あらゆる機会を逃さず作家たちの素顔を50年にわたり記録してきた集大成の著書が待望の完成!

2021年12月10日(金)~12月15日(水)
12時~19時
作品、関係書籍を販売します。

【新刊】
南正時写真集「アニメーション作家の肖像」
Portraits of Animation Directors by Masatoki Minami
2021年12月10日発売予定
A4変形版 160ページ 3,300円(税込)

ギャラリートーク開催
南正時氏×なみきたかし
12月11日(土)18:00〜19:30 (同時ネット配信予定)
定員:20名 無料ですが予約要。Webでご予約を。
予約:http://www.anido.com/form/app20211211.html

展覧会詳細はアニドウHPまで
http://www.anido.com/information/4998

 

南正時
1946年福井県生まれ。鉄道写真家・エッセイスト
1967年名古屋で全国初のアマチュアアニメーション同好会「東海アニメーションサークル」(TAC)を設立。71年までアニメ製作会社Aプロダクション(現・シンエイ動画)に勤務。ここでアニメーター大塚康生さんと知り合い、大塚さんが戦時中描かれた蒸気機関車のスケッチ画や、戦後の蒸気機関車の写真に感激し、以後仕事の合間に全国に蒸気機関車を追って撮影旅行に出かける。アニメ時代にアニメ映画「ルパン三世」制作時に双葉社の「週刊漫画アクション」の編集者に出会う。ここで蒸気機関車の写真が認められ同誌のグラビアに連載開始。

Aプロでは制作として「巨人の星」「新・おばけのQ太郎」「アタックNo1」「コメットさん」「ムーミン」「ルパン三世・パイロットフィルム」など手がける。

Aプロダクション退社後、フリーの写真家として独立。週刊漫画アクションの口絵「SLを追って」ほか、週刊大衆グラビア「通学列車」連載開始。その頃に「SLブーム」と旅ブーム「DISCOVER JAPAN」キャンペーンが始まり、旅雑誌が多く発刊。学研「旅行ホリデー」でSL写真連載。毎日新聞社「旅にでようよ」創刊号や、毎日小学生新聞で蒸気機関車のグラビア連載を担当。昭和50年(1975)に初めての著書ケイブンシャ大百科「機関車・電車大百科」(勁文社)を刊行。1975年初のヨーロッパの鉄道取材敢行。最新の国際特急TEEなどを取材し、毎日グラフの巻頭、表紙などを飾る大特集として掲載。プロカメラマン初の本格的海外鉄道取材として高い評価を受け、以後毎年渡欧し取材を続けてきた。

おおすみ正秋氏の主宰した劇団「飛行船」の舞台写真、宣材用写真なども担当。内外のアニメ関係者と交友も深く、日本アニメーション協会や国際アニメーションフェスティバル広島大会の公式カメラマンとしても貴重な記録を残している。1987年にはアニメ作家「荒井和五郎メイキング、インタビュー」を監督、制作し、DVD化。TACと同年に結成されたアニドウへも先達として現在まで絶えず指導、協力を続けている。

男はつらいよの寅さんの大ファンで、2008年には「寅さんが歩いた汽車旅」(講談社)を刊行。日本旅行記者クラブ会員。鉄道関係の写真集多数。

2021年には「昭和のアニメ奮闘記」(天夢人)を出版し、さらには待望の写真集「世界のアニメーション作家の肖像」(アニドウ)の刊行が控えている。