9/11-21「ヤレのハレ」半谷学展

2026年9月11日(金)〜9月21日(月・祝日)
月曜日~土曜日/8:30~11:00+13:00~19:30 *昼休憩あり
日曜日と祝日/11:00~18:00 *昼休憩なし
最終日/11:00~17:00
火曜日休廊

9月12日(土):オープニング17:00〜
パフォーマンス17:30〜
ライブドローイング「Drawing by hands」パフォーマー・
巳巳

「ヤレ」とは、本来捨てられるもの、役目を終えたものを指す言葉です。
本展示では、美術家・巳巳の鮮やかな「ヤレ」を半谷学が再構築し「ハレ」の舞台でお披露目いたします。

半谷の創作とは、廃棄された物質を再生するだけではなく、そこに宿る記憶や感情、捨て去られた心象までも作品として再構築できるかを探り、試みる活動です。これまでもロープ、井草、古紙、海藻、傘など様々な捨てられたものを蘇らせてきました。
今回は鮮やかな絵具が幾重にも重なった美術家・巳巳のライブドローイングの紙。
その紙には絵具だけでなく、制作の時間に注がれた情熱や息づかいまでもが静かに残されています。
目に見える素材と目には触れられない感性の両方を受け取り新たな作品へ。
捨てられたものが再び誰かの心を動かす存在となるとき、「ヤレ」「ハレ」へと姿を変えるのです。

【 半谷学 】 Manabu Hangai・美術家
略歴
2026年 とかちのいきもの展 北海道立帯広美術館(*企画運営の代表)
日本国際芸術祭4 総本山御寺泉湧寺展 京都府
2025年 柳川現代美術計画3 柳川市 福岡県
中之条ビエンナーレ2025国際現代芸術祭 中之条町 群馬県
2024年 いのちのつながり 神田日勝 X 半谷学 神田日勝記念美術館 北海道
半谷学展 ふじ・紙のアートミュージアム 富士市 静岡県
2023年 昨日の名残 明日の気配 札幌芸術の森美術館 北海道
JRタワー アートプラネッツ ラスト展 北海道
日本国際芸術祭1 いのち共創醍醐寺展 京都府
中之条ビエンナーレ2023国際現代芸術祭 中之条町 群馬県
2022年 PAPER:かみと現代美術 熊本市現代美術館 熊本県
かがわ・山なみ芸術祭2022 綾川町 香川県
劇団人間劇場公演トロイ戦争は起こらない舞台美術 シアター風姿花伝
東京都
2021年 中之条ビエンナーレ2021国際現代芸術祭 霊山たけやま 群馬県
花降り:添うが森 北鎌倉たからの庭とギャラリー shell 102 神奈川他                                 体感A4展 都美セレクショングループ展 東京都美術館 東京都
2020年 半谷学展 さしがさ花の花ひらくころ 網走市立美術館 北海道
2019年 中之条ビエンナーレ2019国際現代芸術祭 中之条町 群馬県
POST 3.11沈みゆく記憶の淵で 本郷新記念札幌彫刻美術館 北海道
かがわ・山なみ芸術祭2019 国営讃岐まんのう公園 香川県
花降り – Fllower Fall 中庭展示 Vol.12 苫小牧市立美術博物館 北海道
2018年より以前は省略
1963年 北海道 帯広市に生まれる
1988年 武蔵野美術大学 大学院 造形研究科 修士課程デザイン専攻 修了

【 巳巳 】 Mimi
エネルギーを伝える美術家。
手による直接ドローイングの他、文字、歴史、生活などを横断して表現している。中之条でアートスペースいにしぇを主宰。自宅で卵の薄皮を30年収集。

9/23-10/6「あわいのパレイド」月乃カエル個展

ー境界をゆく名もなきものたちー
私たちは世界を理解するために境界を引き、名前を与えます。
その線が少しだけ揺らいだとき、
そこには名もなきものたちのパレードが現れます。

「あわいのパレイド」月乃カエル個展 2026
9月23日(水・祝)〜10月6日(火)
OPEN / 8:30~11:00 + 13:00~19:30
日曜と祝日/11:00~18:00
休廊: 9/29  (最終日17時まで)
https://www.instagram.com/tsukino_kaeru/

*ワークショップ(詳細は後日発表)
9/23(水・祝):13:00〜 / 26(土):15:00〜 / 27(日):13:00〜

世界には、はじめから境界があるのでしょうか。
水と陸、生と死、人と自然、現し世と見えない世界。
私たちは世界を理解するために名前を与え、境界を引き、分類を繰り返してきました。
しかし、その境界は世界そのものに存在するのではなく、私たちの認識の中に生まれるものなのかもしれません。

蝶や蜻蛉は、水辺と空を往還しながら、姿を変え、季節をめぐります。
鹿は古くから神仏の使者として、人の世界と聖なる世界をつないできました。
烏は境界に立ち、ときに死者の国へ、ときに新しい世界へと私たちを導く案内人として語られてきました。

彼らは異なる世界を行き来する存在であると同時に、世界が本来ひとつであることを静かに教えてくれる存在でもあります。

そして本展に現れる、機械と植物、動物と人工物が溶け合った名もなきものたちは、既存の分類では呼ぶことのできない存在です。
彼らは自然と人工を対立させるためではなく、その境界が引かれる以前の豊かな世界を思い出させるために現れます。

『あわいのパレイド』とは境界を越える者たちの行列ではありません。
境界そのものが、私たちの認識の中に立ち現れる瞬間の風景です。

世界は、もともと分かれてはいなかったのかもしれない。
境界を引き続けているのは、私たちなのかもしれない。

Do boundaries truly exist in the world ?
We name things, classify them, and draw lines between nature and the artificial, human and nonhuman, the visible and the unseen. These distinctions help us understand the world, yet they may reveal more about our perception than about reality itself.

Butterflies and dragonflies inhabit the threshold between water, air, and changing seasons, embodying cycles of transformation. Deer have long appeared in Japanese tradition as messengers linking the human world with the sacred. Crows stand at the edge of worlds, guiding travelers across visible and invisible realms.

These beings do not simply cross boundaries—they remind us that boundaries themselves may be temporary constructions.

The nameless creatures in this exhibition occupy an even more uncertain place. Part machine, part plant, part animal, they resist familiar categories. Rather than opposing nature and technology, they suggest a world before such distinctions were made—a world where life unfolds without fixed borders.

The title, A Parade of Thresholds, refers not only to a procession of beings moving between worlds, but also to the moment when perception itself begins to create those worlds.

Perhaps the world has never been divided at all.
Perhaps it is we who continue to draw its boundaries.

「パレイド」は、「パレード」と「パレイドリア(Pareidolia)」を重ねた造語です。
境界を行くものたちの行列(Parade)
認識が世界を見出す現象(Pareidolia)
という二つの意味を、一つの言葉に折り畳んでいます。

【略歴】
1963年生まれ
会社員時代の46歳から絵を描き始め、56歳で前職を退職し、アート作家として独立。
月乃カエルの作品は、オリジナルのデジタルイラストをシャドーボックスのように積み重ね、透明樹脂のレジンでコーティングして、ネイルアートのように仕上げたアートです。
デジタル感とハンドメイドによる階層化のアナログ感、未来的でありながらノスタルジック、工作のようで絵画的、他にはないアート作品を是非ご覧ください。

Born in 1963
Started painting at the age of 46 while working in a company, retired from his previous job at the age of 56,and became independent as an artist.
Kaeru Tsukino’s works are made by stacking original digital illustrations like a shadow box and coating them with transparent resin to make them look like nail art.
Please take a look at this one-of-a-kind artwork that has a digital feel and an analog feel of handmade performance, is futuristic yet nostalgic, and has a painterly feel that resembles a handicraft.

月乃カエルという名は、水と陸、昼と夜、現し世と見えない世界、その「あわい」を往還する存在を表しています。
境界は世界にあるのではなく、私たちの認識によって引かれるものだとすれば、カエルはその境界を軽やかに飛び越え、月はそのすべてを等しく照らします。作品に現れる異形たちは、世界を分けるためではなく、分かれる以前の豊かさを思い出すために現れます。
それほど深い意味を持たずに、好きなモチーフを組み合わせて決めた作家名「月乃カエル」は、その世界観を最初に語っていた、小さなステートメントだったと言えます。

The name Kaeru Tsukino represents a being that moves freely through the threshold between water and land, day and night, the visible world and the unseen.
If boundaries do not inherently exist in the world, but are instead drawn through our perception, then the frog effortlessly crosses those invisible lines, while the moon shines equally upon them all.
The hybrid beings that appear in my work are not meant to divide the world into categories.
Rather, they emerge to remind us of the richness that existed before the world was separated by names and boundaries.
When I chose the name Kaeru Tsukino, I simply combined motifs that I loved, without intending any deeper meaning.
Looking back, however, I feel that the name had already spoken, in its own quiet way, of the world my work was destined to explore.

【おもな出展歴】
<個展>
・2025.09 「Toy Box Memories」TERRADA ART COMPLEXⅡ contemporay tokyo / 天王洲
・2024.11 「WONDERFUL WORLD」worldtimes gallery / 神戸
・2023.09 「それでも世界は美しいのだよ」銀座画廊美の起原 / 銀座
・2023.05 「多階層半立体絵画の世界」三越名古屋栄 美術画廊 / 名古屋

<アートフェア等>
・2025.10 アートジャカルタ/ インドネシア・ジャカルタ
・2025.09 ARTFAIR ASIA FUKUOKA/ 福岡
・2023.10 アート台北/ 台湾:台北
・2019.04-10 中国にてアートフェアに出展 (成都、深圳、南京、北京)
2016.11  テグアートフェア / 韓国:大邱

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