「中川五郎 をいま、読む、きく」終了しました。

7月1日から18日まで開催していました「中川五郎 をいま、読む、きく」が無事に終了いたしました。
お越しいただきました皆さま、中川五郎さん、Mariya Suzukiさん、谷川賢作さん、覚 和歌子さん、サエキけんぞうさん、松浦湊さん、どうもありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

色々な出来事が次から次へと起こるいま、いまだから中川五郎さんの歌を聴いた時に心に残る感覚を伝えたいと思ったことが始まりです。
ライブで歌を聞くことが一番早いことだけれども、ギャラリーでできることを考えた時、中川五郎さんの歌を「読む展示」にすることを思い立ちました。
そして、世代を超えて幅広い方に読んでいただくこと、音楽や文学のジャンル、思想・宗教・国を超え、シンプルに「人」を思う時、
Mariya Suzukiさんの絵であれば、中川五郎さんの歌を誇張することもなく、イメージを固定することもなく、歌詞に寄り添うてくれることができると確信して依頼しました。
今回の展示で、何を出すか選曲するにあたり、
恋の歌、トーキングブルース、ジョン・レノンやの訳詞等、色々な形で発表されていますが、どこをとっても中川五郎さんそのものということをひしひしと感じました。

週末イベントでは
谷川賢作さんとの会話の戯れ・・戯れといえど音楽との向き合い方とか、音楽で生きてくこととかを。
覚 和歌子さんとのふたりの朗読では、詩と詞についてから音楽の作り方、二人が一週間で送りあった対詩の朗読。
サエキけんぞうさんとの回は、中川五郎が歌い始めた世の中とフォーク・音楽界の歴史を紐解き。(中川五郎が歌い始めたところまでしか歴史が紐解かれていないので、第2回目の対談も決定しました)
松浦湊さんとは、歳の差そのままで異なる世界を親子のようにはなし、歌い、
中川五郎さんがずっと手付かずのまま空いていた隙間をそっと埋めるような会話。
すべての回がそれぞれ味わい深いものとなりました。
どうもありがとうございました。
改めて感謝いたします。

イベントは配信があります。
チケット販売は

https://shell102.stores.jp/
ぜひどうぞ!

短編家集

きょうからAyuka Project #1.5『短編家集』が始まります。
名前の通り家を舞台にした短編演劇。
すれ違う「家」のものがたり。
3つの話を4/26~5/1の6日間で10ステージ上演します。
Ayuka Project #1.5 『短編家集』4/26-5/1

短編のタイトルは・・
『湯を沸かすような』
『くつした』
『ご挨拶は食事とともに』

代表の港谷順さんが訪ねてきてくれたのは去年の年末。
お会いする度にいろいろな話をしました。
台本を書くことや、放送作家の仕事とか、演劇のこととか、コロナのこととか、吉祥寺でアルバイトをしていることとか、その店がすごく流行っているハンバーグの店とか、、
そして本日初日です。
おめでとうございます!!

写真は準備中の舞台セット。
食卓が話の中心のようです。

 

 

 

静かな時間

青柳祐子さんがshellに絵を持ってきてくれました。
実際の絵は、思っていた通り落ち着いた色と質感。
5月の後半はshell102に青柳さんのアトリエを作ります。
だからしばらく一緒に過ごす時間。
贅沢な時間。

#青柳祐子

キクチメグミ革と糸と」終了

「キクチメグミ革と糸と」無事終了いたしました。

お越しいただきました皆様、気にしていただきました皆様、
どうもありがとうございました!
SNSはやらない愛すべきキクチメグミとgallery shell102スズキより、心から御礼申し上げます。

春を感じる陽射しを受けて始まった展示。
途中は雪もちらつきながら桜も開き、春の嵐も訪れた
まさに三寒四温の日々でした。

革という不在を抱く抜け殻に寄り添い糸を這わせてつなげる形の再生。
形の再生は再び包んで抱くこと。
キクチメグミの革を糸で縫い続けることは祈り続けること。
その思いは作品を見つめる時間とともにより深まってゆきました。

そしてなにより作家キクチメグミと共に、来廊いただきましたみなさんとの温かい交流は、キクチメグミ作品の鑑賞=体感をさらに深めることとなったように思います。

また、shell102にとっては2022年の道標となる展示でした。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

https://shell102.com/kawatoitoto/

#キクチメグミ #革と糸と #吉祥寺 #ギャラリー

本日初日

展覧会がオープンしました。
「キクチメグミ 革と糸と」
3月11日から27日までの正味2週間(火水はお休み)。
初日の今日は天気に恵まれ、寒さに耐えることなくドアを開けています。
金土は20時までだからきょうは20時まで😊

暗くなってからのライティングも楽しみです。

「キクチメグミ 革と糸と」
3月11日〜27日(火水は休み)
13時〜19時(金土は20時まで)

最後の準備・キクチメグミ 革と糸と

きょうの午後2時からは「キクチメグミ 革と糸と」の最後の準備。
大きなものは終えて、最後は小さなものを置く。
袋のバックがかわいい。

真っ直ぐ縫わない。綺麗に縫わない。
キクチメグミのルール。
革を布のように仕立てる・見立てる。

明日からしばらく一緒に過ごす時間が
とても楽しみです。

「キクチメグミ 革と糸と」
3月11日~27日(火水は休み)
13時~19時(金土は20時まで)

3/11-27「キクチメグミ 革と糸と 」


キクチメグミの革と糸と

キクチメグミの展示は今週ではなく3月11日から27日までとなりました。
まん延防止やワクチン接種などなどありますが、
その前からも開けているので、近くにお越しの際はお立ち寄りください。

キクチメグミの作品は革と糸とで出来ています。
キクチメグミが革と糸とでshell102に現れました。
わたしは引っ張ったり丸めたり吊るしたり、
かかわり方を見つけています。
革と糸とを緒に
寄り添うてみる

ひとつ気づいたことは
糸の軌跡は革の形に沿っているということ。
過剰な糸は熱量かと思っていたけれど、
そこには革の形をなぞるように進む軌跡が見えました。
革であることはキクチメグミにとってとても重要なこと。
革は中身がないものですが、中身の形はあります。
その形をなぞることで、そこには無いそこにあったものを浮かび上がらせている行為。
革を糸で沿うことでつながる。

キクチメグミの革の作品

shell102の中はキクチメグミの革の作品です。
繋げることと縫うことは同じです。
革に糸でドローイングしてその革をまた繋げてその上からまた糸でドローイングして。
縫うことは繋げることでステッチは描くこと。
描きながら繋がり繋げながら描く果てしない作品。

作品を袋から出したら、革の匂いが広がり、
工業ミシンの油の匂いがしてくる。
ダダダダダァー、というミシンの音が聞こえてくる。
縫い目に心奪われたり革のつながりに哲学を見つけたり。
広げる、吊るす、丸める。
バックらしき形には何を入れてみようか考える。

キクチメグミの作品が届いてから一週間。
日差しの中に置いてみたり、暗くして電球ひとつつけて見たり。
展示の仕方は私が決めて、設営も私が施すキクチメグミの展覧会では、
頭と手を使って、作品に触れて、私自身が作家の心に飛び込んでみました。
作品を持って脚立の上り下りを繰返す。
ポジティブな彼女の呼吸に癒されながら私はshellにいます。

今日は作品の整え、明日はshellのキッチン片付け。
そしてキクチメグミ作品展を開きます。
日時お知らせ詳細はこれから。




キクちゃんの荷物

2月12日土曜日
キクちゃんから作品が届いた。
開けるのがもったいないくらいのすてきな荷物。
梱包をほどく前に
陽のあたる場所において眺めています。

キクちゃんの作品を私が展示をします。
キクちゃんのことを思いながら、キクチメグミという作家に寄り添ってみる。
すてきな機会を持つことができました。

ペンキ塗りが終わってからは実家の両親介護のことや、学校の仕事でshell102の
ことは遅れがちでしたが、ここからまた少しづつ動きます。