キクチメグミの革の作品

shell102の中はキクチメグミの革の作品です。
繋げることと縫うことは同じです。
革に糸でドローイングしてその革をまた繋げてその上からまた糸でドローイングして。
縫うことは繋げることでステッチは描くこと。
描きながら繋がり繋げながら描く果てしない作品。

作品を袋から出したら、革の匂いが広がり、
工業ミシンの油の匂いがしてくる。
ダダダダダァー、というミシンの音が聞こえてくる。
縫い目に心奪われたり革のつながりに哲学を見つけたり。
広げる、吊るす、丸める。
バックらしき形には何を入れてみようか考える。

キクチメグミの作品が届いてから一週間。
日差しの中に置いてみたり、暗くして電球ひとつつけて見たり。
展示の仕方は私が決めて、設営も私が施すキクチメグミの展覧会では、
頭と手を使って、作品に触れて、私自身が作家の心に飛び込んでみました。
作品を持って脚立の上り下りを繰返す。
ポジティブな彼女の呼吸に癒されながら私はshellにいます。

今日は作品の整え、明日はshellのキッチン片付け。
そしてキクチメグミ作品展を開きます。
日時お知らせ詳細はこれから。