動画配信「AWAI / 間 」鈴木監督映画上映記念企画

「AWAI / 間 」動画配信
美術家・半谷 学の新作「傘の骨」を使ったインスタレーション作品と西洋の古楽器「チェンバロ」奏者・平井 み帆の演奏、身体事・喜多尾 浩代と音楽家・Darieのパフォーマンスをそれぞれ動画にまとめた作品です。
2022年10月の展覧会 https://shell102.com/awai/

今回は、監督である鈴木宏侑の監督映画
「めためた」https://metameta-movie.com/
劇場公開を記念しての再配信!

◆ 平井 み帆 × 半谷 学
チェンバロ奏者・平井 み帆のバロック音楽 と 美術家・半谷 学のインスタレーション作品 コラボレーション
◆ 喜多尾 浩代 × Darie × 半谷
身体事・喜多尾 浩代、音楽家・Darie   美術家・半谷 学のインスタレーション作品 コラボレーション

*配信チケット
https://shell102.stores.jp/
配信期間:2024年2月1日(木) まで

「 AWAI / 間」平井 み帆 × 半谷 学
・チェンバロ:平井 み帆
・美術:半谷 学
・チェンバロ調整&調律:池末隆
・チェンバロ制作:野神俊哉

[演目リスト]
1.ルッツァスコ・ルッツァスキ:第4旋法のトッカータ
Luzzasco Luzzaschi (c.1545 Ferrara-1607 Ferrara) : Toccata del quarto tuono
2.ピーター・フィリップス:ローマ人ジュリオのアマリッリ
Peter Philips (1560/1 Londra?-1628 Bruxelles) : Amarilli di Julio Romano
3.ジョヴァンニ・サルヴァトーレ:不協和音と掛留
Giovanni Salvatore (inizio del XVII secolo Castelvenere -1688 Napoli?) :Durezze e Ligature
4.アスカーニオ・マイヨーネ:「私を殺してください」によるディミニューション
Ascanio Mayone (c.1565 Napoli-1627 Napoli) : Diminuzione sopra“Ancidetemi pur”
5.ジローラモ・フレスコバルディ:チャッコーナによるパルティータ
Girolamo Frescobaldi (1583 Ferrara-1643 Roma)  : Partite sopra Ciaccona

*収録時間:約34分 (パフォーマンス約20分+アーティストトーク)
2022年10月8日 gallery shell102収録

半谷さんの作品と寄り添うチェンバロがなんだか嬉しそうで、演奏する私も半谷さんの作品の息遣いを間近に感じながら演奏するという至福の時でした。
監督の鈴木宏侑さんは、音楽出来る場を作り、全身で曲を感じ取り、映像に仕立ててくださいました。
gallery shell102を舞台にジャンルを超え、互いの存在に耳を澄ませた、美しやりとりの中で生まれた作品です。平井み帆

「AWAI / 間 」 喜多尾 浩代 × Darie × 半谷
・身体事:喜多尾 浩代
・音楽:Darie
・美術:半谷 学

*収録時間 約49 (パフォーマンス約23分+アーティストトーク)
2022年10月9,10日 gallery shell102収録
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生と死の。光と影の。
形を持たない二つの世界の、あいだに横たわるもの。
あわいの時間、あわいの身体。
自分であって、他の誰かでもある、どこにも属さない、「AWAI」に浮遊する、幾千の振動の種子。
すてきな仲間達と一緒に作りました。ぜひご覧ください。
Darie
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    井の頭通りと 筋一本内に入った末広通り の二つの通りに面した、四角く白く天井の高いギャラリースペースが、どのような表情を呈するようになるのか… を、楽しみにして取り組み始めたインスタレーション空間でのコラボレーション! それぞれの存在とイマジネーションそして 新たな出会いから、大切にしている世界観を実感して 表に現すことにより、想いが深まって徐々に拡がっていったように 記憶しています。初めて訪れた時に、駅前少し離れただけで、こんなに落ち着いた街並みに… と、少し驚きました。作品が設置され、光を味わい、音に触れて、空間と身体の振動が感じられるようになりだして、当日は、言葉になる手前の感覚を大切にして、輪郭のないカラダへと向かい、穏やかな輝きを感じとれる 美しい瞬間を紡ごうと 試みました。
 モノとヒト、モノとモノ、ヒトとヒト、音と音、空間そのもの など、色んなところに潜む 感覚に触れて行くことから始め、あわい のニュアンスに たゆたうのではなく、間 ()  を詰める方向へと…  それは、一つの賭けというか 細心の注意を払ってのチャレンジでしたが、そこに 予想とは違う AWAI/間 が発生したように感じました。 ライブとは少し違う様相で展開し、新たな時空での出会いを待つ この配信動画は、空間  作品  音楽と身体によるパフォーマンス  カメラを通して全身で感覚している人による撮影と編集 という、互いの息遣いが静かに交わるコラボレーションの 記録的作品 だと思っています。
喜多尾 浩代
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「AWAI / 間」10/8,9,10

「AWAI/ 間 」

2022年10月8日(土)9日(日)10日(月・祝)

美術家・半谷 学の新作「傘の骨」を使ったインスタレーション作品と西洋の古楽器「チェンバロ」奏者・平井 み帆の演奏、身体事・喜多尾 浩代と音楽家・Darieのパフォーマンスをお送りします。

美術:半谷 学/チェンバロ:平井 み帆/身体事:喜多尾 浩代/音楽:Darie

美術家・半谷 学は不要なものが抱える「負のイメージ」をアートの力で「美のイメージ」に昇華させることを信念とし、社会から見捨てられたものを独自の技法で蘇らせた材料で作品制作を続けています。今回は「傘の骨」が出現。不要となったビニール傘の骨を使い空間をつくりあげます。痛々しい傘の骨は組合わせることで壁となり門となり空間となり光の道を作ります。

いちど廃棄されたものを作品素材として再生することは、「死んだものが再び息を吹き返す消息を枯木再び花を生ずと云う」との禅の言葉から発想を得ています。それは、此方(現生)と彼方(彼岸)の二つの世界の境にあるものを表現するための発動であり、会場でパフォーマーの皆さまとお客さまと関わらせていただくことで完成する作品を意味します。(半谷 学)


舞台美術:半谷 学
20228人間劇場第四回本公演「トロイ戦争は起こらない」より

<チェンバロ奏者・平井 み帆 × 美術家・半谷 学>
バロック音楽で広く使用されてきた西洋の古楽器チェンバロ。
平井 み帆のチェンバロの演奏と楽曲についての話は必聴です。
鋭さと優しさを持つ半谷作品の内で奏でられるチェンバロの響きを感じてください。

平井 み帆

身体事・喜多尾 浩代と音楽家・Darieのパフォーマンス × 美術家・半谷 学>
「傘の骨」で作られた造形は光を通す塊で、開き閉じる門でもあり、内でもあり外でもある。
喜多尾浩代の身体の知と感覚、Darieの奏でる楽器と身体の響きであるヴォイス。
互いの内と外を行き来しながら半谷作品の中に立ちます。

喜多尾 浩代 (photo by omba)

Darie (photo by 都築 翔)

[日程]
<平井 み帆チェンバロ公演+半谷 学とアフタートーク>

108(土) 14:15開場/14:30開演 

<喜多尾 浩代・Darie パフォーマンス+半谷 学とアフタートーク>
109(日)17:30開場/18:00開演
1010(月・祝)13:30開場/14:00開演
10日は満席となりました。ありがとうございました!

◉各公演¥2500  
◉2公演セットチケット¥4000

[予約申込み]
https://shell102.com/yoyaku-2/
*公演日・お名前・人数・連絡先をお知らせください。

*収録配信を予定しています。こちらは公演とはまた別に撮影、編集をしたものとなります。配信については別途お知らせいたします。

*新型コロナウィルス感染防止のため、マスクの着用・手指の消毒・検温のご協力をお願いします。

美術:半谷 学
チェンバロ:平井 み帆
身体事:喜多尾 浩代
音楽 :Darie
撮影 :鈴木 宏侑
音響 :GOK SOUND
主催・企画:gallery shell102


半谷 学 
HANGAI  Manabu
美術家。社会から見捨てられたものを独自の技法で蘇らせた材料で作品を制作する。やさしいかたちを表現しながら環境問題に対する小さな毒を含ませている。不要なものが抱える「負のイメージ」をアートの力で「美のイメージ」に昇華させることを信念とする。個展での作品発表のほか国内外のアート展への参加、パブリックアートとして各地の公共空間への作品設置、環境問題を楽しく考える造形ワークショップに注力している。
これから参加する企画展は「PAPER:かみと現代美術」熊本市
現代美術館、「萌出・もえいずる」かがわ・山なみ芸術祭2022、「昨日の名残 明日の気配」札幌芸術の森美術館など。武蔵野美術大学大学院終了。
http://www.hangais.com/art.htm


平井 み帆
  Miho Hirai
チェンバロ奏者。富山県黒部市出身。桐朋学園大学ピアノ科卒業。同大学研究科、デン・ハーグ王立音楽院(チェンバロ専攻)修了。有田千代子、ジャック・オッホの各氏に師事。
在学中よりユトレヒト古楽フェスティバルに出演する等、ヨーロッパ各地で演奏活動を展開する。
帰国後は、北とぴあ国際音楽祭等、主要な音楽祭に出演する他、各地で活発な演奏活動を行っている。また、日本・スペイン交流400周年事業としてアランフェスにてD.スカルラッティを中心とするプログラムのリサイタルを行った。
CDに「イタリアへの夢Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ」(いずれもレコード芸術誌特選盤)、「ブクステフーデ:ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロのためのソナタ全集」(文化庁芸術祭レコード部門優秀賞)等がある。
現在、愛知県立芸術大学非常勤講師、富山古楽協会チェンバロ講師を務める他、兵庫での「本気!通奏低音マスター講座」「わかる!音楽理論講座」、東京での「バロック舞曲講座」、オンラインでの「通奏低音&音楽理論講座」などバロック音楽とチェンバロの魅力を伝えるマスタークラスを行っている。
http://hirai-miho.music.coocan.jp/


喜多尾浩代 
Hiroyo KITAO
幼い頃(5) から ドイツ・モダン・ダンスの系譜の中で踊り始めるが 徐々に逸脱。医科学の領域で博士(Ph.D.)となり 研究を続ける。2001年に海外での放浪的表現活動を体験し、現象として存在する身体ソノモノに興味を持ち始める。現在は、肉体知が突き動かす身体感覚を基点に モノやヒトと交感してゆく表現行為を『身体事』(Shintai-Goto)と名付け、ソロ・パフォーマンスを中心として活動し、国内外の様々な環境で コラボレーションやワークショップなどにも取り組んでいる。
2003年に 第3回 INTERNATIONAL THEATER FESTIVAL: ONE MAN SHOW (Moldova) において 優秀作品賞を、ソロ作品『添い寝アルバイターの眠り』(自作自演) 受賞。
Edge of Nougat』・『そこふく風』・『身体の知覚カラダノチカク』・『蕾膨らむ季節のプロジェクト』などの シリーズ企画公演 パーソナル・ワークショップにより、感覚の種との出会いを通じて 豊潤な時間と空間を紡ぎだす、身体の美しい可能性 について発信中。
https://www.facebook.com/Kitao.Hiroyo.2021
http://www.nsknet.or.jp/~kitao/

Darie(濵田理恵)
音楽家。幼少よりクラシックピアノ、クラシックバレエを学ぶ。
高校時代より、スタジオワーク、ストリングスアレンジなど、ミュージシャンとしての活動を開始。
1989年、ソロアルバム『無造作に愛しなさい。』をリリース。
以後、コトバとカラダのための音楽を育む作曲家・作詞家・歌うたい・ピアニスト・パフォーマーとして、ソロ活動のみならず、CM、演劇、ダンス、テレビアニメーション、子供向け番組など、幅広いジャンルに楽曲を提供している。
また、他のアーティストとのコラボレーションユニットの結成など、精力的な活動を展開している。
近年はファシリテーターとして、アーツ表現セラピスト達と活動。音楽とアートのためのワークショップを定期的に開催している。
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。
雅楽横笛と左舞を長谷川景光氏に師事。
ブログは「Darieの超~お気楽日記」
https://darienonikki.hatenablog.com/