小山 夏比古写真展「 Once upon a time in Paris – 記憶・時間・表象 – 」

小山 夏比古写真展
「 Once upon a time in Paris – 記憶・時間・表象 – 」
エコール・デ・ボザールで彫刻を学んでいた作者が、ペンタックスSVを片手に
街をさまよい記録した1970年代半ばのパリを「表象」として展示する写真展。
2020年8月1日(土) 〜 10(日)
(休み:4/火・5/水)

11:30-19:00
レセプション:  8月1日(土)  17:00〜19:00
作家在廊日:   8/1,2,8,9,10

「記憶」は時間を超えて、もはや存在しない「過去」と対面させてくれます。また記憶とは、現在においてもなお過去が存在し続けることだとも言えます。時間とは一体何なのでしょうか?

この展覧会は、45年という時間を経てもなお、記憶として存在し続けるこの過去というものを、一つの「表象」としてここに展示するものです。作者が過ごした1970年代半ばのパリ。フランスは68年の5月革命の後ドゴールが退陣し、74年その後継者であるポンピドゥーが急死、81年ミッテランが政権につくまでの間、ジスカールデスタンが大統領を務めた時期でした。作者は、エコール・デ・ボザールで彫刻を学ぶ傍ら、生活の糧を求めてアルバイトを転々、ペンタックスSVを片手にパリの街をさまよいました。ここに展示される作品は、作者がパリに暮らしたわずか2年の間に撮られた貴重な記録でもあります。

若い頃パリに暮らした作家、ヘミングウェイは次のように書いています。
もし幸運にも
若者の頃、パリに暮らすことができたなら
その後の人生をどこで過ごそうとも
パリはついてくる
パリは移動祝祭日だからだ
(高見浩訳 新潮文庫「移動祝祭日」より)